コンピューターやスマートフォンなどの機器をインターネットや社内ネットワークでつなぐためのネットワークの設計・構築・運用・保守を行う職種
ネットワークエンジニアは、現代のビジネスを支える重要な役割を担っています。インターネットや社内ネットワークがなければ、情報共有やデータのやり取りがスムーズに行われず、ビジネスの効率化や生産性の向上が図れません。そのため、ネットワークエンジニアは、社会インフラを支える重要な仕事と言えます。
ネットワークエンジニアの具体的な仕事内容
は、以下の4つに分けられます。
ネットワーク設計
クライアントの要件をヒアリングし、最適なネットワーク環境を設計します。ネットワークの構成や使用する機器の種類・数、使用する回線などを検討します。
例えば、企業のネットワークを設計する際には、企業の規模や事業内容、社員数などを考慮して、ネットワークの構成や使用する機器を決定します。また、インターネット接続に使用する回線の種類や速度なども検討します。
ネットワーク構築
設計に基づいて、実際にネットワーク機器を設置し、ネットワークを構築します。配線や設定などを行い、ネットワークが正常に稼働するようにします。
例えば、企業のネットワークを構築する際には、オフィス内の各部署にネットワーク機器を設置し、ネットワークを接続します。また、ネットワークのセキュリティを強化するために、ファイアウォールなどの機器を導入します。
ネットワーク運用
ネットワークが正常に稼働しているかを監視し、トラブルが発生した場合に復旧させます。ネットワークのパフォーマンスを向上させるためのチューニングなども行います。
例えば、ネットワークのパフォーマンスを監視するツールを導入し、ネットワークの遅延や障害を検知できるようにします。また、トラブルが発生した場合は、迅速に復旧するための手順を定めておく必要があります。
ネットワーク保守
ネットワーク機器の定期的なメンテナンスや、機器の故障や老朽化に伴う更新などを行います。
例えば、ネットワーク機器のメーカーが提供するソフトウェアやファームウェアのアップデートを定期的に適用します。また、機器の故障や老朽化に備えて、予備機器を用意しておく必要があります。
IT系未経験者の方でも、ネットワークエンジニアを目指すことは可能です。ネットワークに関する知識やスキルを身につけるためには、独学や通信講座、専門学校や大学などの教育機関で学ぶ方法があります。また、ネットワークエンジニアの資格を取得することも、就職や転職に有利になります。
ネットワークエンジニアを目指すには
以下のスキルや知識が求められます。
ネットワークの基礎知識(TCP/IP、OSI参照モデルなど)
ネットワーク機器の知識(ルーター、スイッチ、ファイアウォールなど)
ネットワークの運用・保守に関する知識
プログラミングの基礎知識
ネットワークエンジニアは、やりがいのある仕事です。自分の設計したネットワークが正常に稼働し、多くの人が快適にインターネットや社内ネットワークを利用できるようになったときは、大きな達成感を得ることができます。また、ネットワーク技術は日々進化しており、常に新しいことに挑戦できる環境があります。
IT系未経験者の方でも、ネットワークエンジニアに興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。